便秘の中でも食事性便秘とは

世界的にその価値が高いとされている和食ですが、いつの間にか日本人は和食を摂取する事が少なくなり、肉類の摂取が多い欧米食が一般的となっています。
和食は根菜類や海藻類など食物繊維の多い食材を利用する事が多く、便秘にもなりにくかったのですが、欧米食は野菜が少なく肉類が中心となるので、便秘の方が増加傾向にあるのです。

又、ダイエットをする方は極端に食事量が少なくなるため、食事性便秘になる事が多くなります。
食べ物が少ないとその分、腸は運動を積極的に行わなくてもいいと考えてしまうため、蠕動運動が鈍くなります。
また食べ物によって腸壁に刺激が行くことも少ないので、排便の為の反射も鈍くなってしまうのです。
すると便を体外に押し出す力が弱くなり、食事性便秘も慢性化してしまうのです。

栄養のバランスを考慮し、野菜を多くとる、食物繊維の多い食事を心がけるという事も必要なのですが、食事量が極端に少ないという事にならないように、食事の量にも気を配る事が必要です。
ダイエットは、食事性便秘にもつながりますし、新陳代謝もかなり低くしてしまうため、便秘解消をするためには長い時間をかけて体質改善が必要な場合も出てきます。
無理なダイエットは便秘にもなりやすくなるという事を理解し、そういった状態になっている方は食事量を多くすることから心がけていきましょう。