便秘解消を市販薬で対応する

便秘の方の多くが市販薬を利用しているといわれています。
確かに市販薬は病院へ行くこともなく簡単に便を出すことができるので便利です。
でも、根本的解決にならないので、時と場合によって利用するという方が、賢い利用方法でしょう。

市販薬には下剤のような効果があるものが多いのですが、刺激性下剤と機械性下剤があります。
刺激性下剤は、腸に刺激を与えることで腸の蠕動運動を活発にさせるもので、機械性は、便の水分量を増加させることで無理なく排便させるというものです。

病に刺激を与える刺激性のものは、センナや大黄などがこれに当ります。
アントラキノン系という分類に入りますが、このほかにジフェニルジタン系というものもあります。
アントラキノン系よりも痛みが少なく、負担なく便を出せます。

機械性下剤は、便に水分をくわえ便を柔らかい状態にして排便しやすくするというお薬で、膨張性や湿潤性、塩類下剤や座薬などがこの分類に入ります。
座薬は肛門から挿入するタイプのもので、腸への刺激も加えられるという事で、内服するタイプの市販薬と共に利用すると即効性を得られるお薬です。
お子さんにも利用できる便秘薬の一つです。

こうした市販薬の種類をよく知る事で、自分にはどのようなものがあっているか把握できてきます。
痛みの少ないタイプの市販薬もありますので、便秘解消のために市販薬の種類について知識を持っておくといいでしょう。